季節は美しい秋へ ~~洗練されたマナー・・お見合い編
皆様、こんにちは。
すっかりご無沙汰をしてしまいましたが、その後はお変わりございませんか?
暑かった夏も過ぎ、季節は確実に本格的な秋に向かっています。日本の四季は本当にいいですね。そろそろ同じ装いにも飽きて来た頃に、新しい季節のファッションを楽しんだり、何か新たな幸せが訪れるような予感がしてワクワクします。
爽やかな秋に向けては、今まで以上に素敵な出逢いがたくさんありそうな予感もありますね。せっかくの素敵な出逢いを恋愛に実らせたいですね。そのご縁を生涯のご縁に繋げたいですね。何気ない所作が洗練されたおとなの男女になるために、何回かに分けて、いくつかのポイントをアドバイスいたします。
まず、ご縁があってお見合いとなり、その最初のご挨拶は誰しも緊張するものです。
お見合いに限らず、ビジネスでもプライベートでも、第一印象の大切さは皆様ご存知の通りです。人の第一印象は、最初の3秒ほどで7割がた決まり、その後交わす数分の会話でほぼその方の印象がインプットされてしまい、その後に大きな影響を及ぼします。
具体的なお見合いのケースを想定しましょう。皆さまは事前にお写真とプロフィールをご覧になっています。お相手の方は、にこやかなお写真のイメージを描いてお待ちになっているわけですから、最初のご挨拶は、人生最高の笑顔でお迎えください。笑顔でお迎えするということは、お相手への敬意を表していることです。
ご予約席でのお待ち合わせであれば、お相手がいらっしゃった時には、必ず立ってお相手の目を優しく見ながら、自己紹介してください。男性女性に限らず、お相手への敬意を表するという気持ちが大切です。また同時間にお時間を作ってくださったことへのお礼も忘れずに。ホテルラウンジなどでお二人だけでお会いになる場合には、メニューから何かを選ぶことになりますが、いつまで迷っていたりしないで、こういう場合はコーヒーか紅茶のような無難なものをスマートにご注文ください。そういう時でさえも、お話が途切れている時も、いつも口角を上げてにこやかに・・・。不意の表情がその方の品格を表します。柔和な表情をずっとキープしてください。
そしていよいよ、お二人での会話がはじまります。どうすればお話が弾んでいくのでしょうか・・・これが一番心配ですよね。お話が続かなかったらどうしよう、共通の話題がないとどうしよう・・。前日はその事で不安でしたね。何かを話さなければいけない・・という強迫観念から、言葉数だけがつい増えてしまうものです。言葉数よりも、お話の時の声のトーンと視線にまず気を配ってください。会話を楽しんでいるという表情はお相手への配慮であり優しさです。
次回は、『ずっと話していたいと思わせる会話術』などについて触れててみたいと思います。
2012.9.18
辻之内節子